シャロン・メイ-ディビス氏略歴
30年以上の経験を持つ世界的に有名なEquine Therapistであり、研究者。
世界中で彼女が組み立てた馬の本物の骨格標本が馬の勉強のために使われています。

4歳から乗馬を始め、20代後半まで馬術選手として活躍。
その後、馬の管理や競技経験から取得した技術を活かし競走馬のリハビリテーションと馬の管理に従事し、10年間のうちに8種類の異なる競技のオーストラリア・チャンピオンの馬体調整、馬の選出及び管理を行いました。
この時、チャンピオンホース作出のためマッサージを大いに活用して馬体を良好な状態に保ち、大きな成功を収めています。
彼女自身は、この成功を、過去45年間に渡り、彼女の働きを信じ、認め、励ましてくれた多くの人々と馬達がいてくれたからだと語っています。
彼女はオーストラリア及びアメリカの大学・専門機関で学び馬に関する応用科学の学士の資格、さらに馬への様々な療法資格を習得。多くの学校、教育機関で馬学を教える一方、オーストラリア国内及び海外で、多くのセミナー、博覧会、ワークショップにおいて講演会を行っています。

彼女の”セラピーその他、今日の仕事”の礎を築いたのは、彼女の長年に渡る馬の骨格に関する研究の賜物であり、人々は彼女に敬意を表して『The Bone Lady』と呼びます。ケンタッキー州、ミッドウェイ・コレッジは、その業績を認め、彼女に名誉教授の資格を与えています。さらに、各種教育施設に馬の骨格のレプリカを提供しているアメリカの機関である『Edu-Corp Inc』のコンサルタント(Equine Anatomical Consultant)にもなっています。
一方で彼女は馬術競技者(及びイン・ハンド)としてもロイヤル・スタンダード(全豪レベル)で活躍していました。
彼女の馬に関するセラピーやリサーチにおける情熱は、全豪及び各州別のエンデュランスからドレッサージの選手権競技を含め、あらゆるジャンルの馬術に及んでいます。さらに、2000年のシドニー・オリンピックで行われた近代ペンタスロン競技で使用された馬のトレーニング・セラピストを勤めました。また全豪レイニング・チームもレイニングのデモンストレーションを披露しましたが、そのセラピストも勤めています。
現在彼女は、2014年9月に[Journal of Equine Veterinary Science]に研究論文を発表して以降も精力的に研究活動を続けており、その後の論文発表は9回に及んでいます。
馬の骨格研究や解剖で得た知識を基に、研究分野は骨格の奇形や関節変形にも広がっています。そして、その広範な知識を基に、馬体の構造や動きを正確に、また緻密に読み取ることが出来る方です。